「ゴールデンレトリバーは、がんになりやすい」 これは、飼い主の間では悲しい「常識」になっています。
実際、モリス動物財団(Morris Animal Foundation)の調査によると、ゴールデンレトリバーの死因の約60〜75%が「悪性腫瘍(がん)」に関連していると報告されています。
「遺伝だから仕方ない…」と諦めていませんか? しかし、最新の獣医学研究は、その常識を覆しつつあります。
実は、ある**「家の環境」をやめ、ある「食べ物」**をトッピングするだけで、がんのリスクを劇的にコントロールできる可能性があるのです。
今回は、米国パデュー大学(Purdue University)の研究チームが突き止めた、**「除草剤」と「野菜」**に関する衝撃的なデータをご紹介します。
1. きれいな庭が愛犬を殺す?「除草剤」の恐怖
まず、耳を塞ぎたくなるような事実からお伝えします。 パデュー大学の研究チームは、スコティッシュ・テリア(膀胱がんになりやすい犬種)を対象に、**「芝生の化学物質」と「膀胱がん(TCC)」**の関係を調査しました。
その結果は衝撃的でした。
- 除草剤と殺虫剤の両方が撒かれた芝生に曝露された犬は、曝露されていない犬に比べて、がんのリスクが7.2倍も高かったのです。
- 除草剤のみでも、リスクは3.6倍でした。
特に**「2,4-D」**を含むフェノキシ系除草剤が危険視されています。 愛犬が芝生で寝転がり、その足や被毛についた薬剤をグルーミングで舐めとることで、毒素が体内に蓄積されていくのです。
「うちは撒いていない」という方も注意が必要です。散歩コースの公園や、隣の家の芝生が不自然にきれいな場合、そこには見えないリスクが潜んでいるかもしれません。
2. パデュー大学が発見した「解毒剤」:週3回の野菜
「もう除草剤を使っていた…どうすればいいの?」 不安になった飼い主さんに、希望のデータがあります。同じくパデュー大学の研究で、がんのリスクを劇的に下げる食材が見つかりました。
それは、**「緑黄色野菜」**です。
研究によると、以下の野菜を「週に3回以上」食べていた犬は、膀胱がん(TCC)のリスクが驚異的に低下しました。
- 緑色の葉物野菜(ブロッコリーなど): リスクが90%低下(オッズ比 0.12)
- 黄・オレンジ色の野菜(ニンジンなど): リスクが70%低下(オッズ比 0.31)
ドッグフードだけでは不足しがちな「フィトケミカル」や「抗酸化物質」が、環境中の毒素から細胞を守ってくれたと考えられます。
3. 結論:今日からできる「がん予防」
遺伝的リスクが高いゴールデンレトリバーだからこそ、環境要因(変えられるリスク)を徹底的に排除する必要があります。
愛犬の命を守れるのは、高いサプリメントではなく、飼い主の正しい「知識」と「習慣」です。
※免責事項 本記事は海外の学術論文(Purdue University等)の情報を基に構成していますが、診断や治療を目的としたものではありません。愛犬の健康状態や食事変更については、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
🥦 この野菜、あげて大丈夫?
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📚 参考文献 (References)
- Herbicide exposure and the risk of transitional cell carcinoma of the urinary bladder in Scottish Terriers (Glickman et al., JAVMA, 2004)
- Evaluation of the effect of dietary vegetable consumption on reducing risk of transitional cell carcinoma of the urinary bladder in Scottish Terriers (Raghavan et al., JAVMA, 2005)
- Golden Retriever Lifetime Study (Morris Animal Foundation)
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